↑記事をAIがラジオ風に解説↑
入念な正しいフォーム作り、それ、運動になっていますか?

「スクワットの時、膝はつま先より前に出しちゃダメ」 「背筋はもっと伸ばさないと効果がない」
運動を始めようとする時、こういった「正しいフォーム」の情報に触れて、
少し怖くなってしまったことはありませんか?
鏡の前で「これであってるのかな…?」と不安になりながら、恐る恐る体を動かす。
その気持ち、痛いほどよくわかります。真面目な方ほど、基本を大切にします。
でも、今日はちょっとだけ肩の力を抜くお話をさせて頂きます。
もしあなたが今、「頑張ってフォームを練習しているのに、なかなか体が変わらない」と悩んでいるなら、
その原因は**「真面目すぎること」**にあるかもしれません。
「100点のフォーム」の落とし穴

そもそも運動をする目的はなんでしょうか?
「綺麗なフォームで動くこと」?それとも、**「体を変えること(ダイエットや筋力アップ)」**でしょうか?
多くの方は後者ではないのでしょうか。
体を変えるために一番必要なのは、実は「完璧な美しさ」ではなく、
**「運動量(どれだけ筋肉を使ったか)」**なんです。
ここで、たとえ話で二人の初心者を比べてみましょう。
Aさん(完璧主義): 教科書通りの100点満点のフォームにこだわりすぎて、慎重に10回だけ行って終了。
Bさん(60点主義): フォームは60点くらいの及第点だけど、汗をかきながらガムシャラに20回やり切った。
厳しい言い方かもしれませんが、結果が出るのは圧倒的にBさんの方です。
Aさんはフォームを気にするあまり、筋肉が「疲れた!」と悲鳴を上げる前にトレーニングを終えてしまっています。
これでは、体が変わるためのスイッチが入りません。
一方でBさんは、多少姿勢が崩れても、回数を重ねてしっかりと運動量を確保しています。
体が変わるのは、この「運動量」がしっかりある時なんです。
自転車は「転ばない方法」を予習しても乗れない

これを自転車の練習に例えてみましょう。
自転車に初めて乗る時、あなたならどうしますか?
もし、家でひたすら**「初めての自転車!絶対に転ばないための理論」**という動画を何時間も見続けて、
完璧に予習してから乗ろうとする人がいたらどう思うでしょうか?
「いやいや、とりあえず乗ってみなよ! 多少転びながら覚えたほうが早いよ!」と言いたくなりますよね。
トレーニングも、これと全く同じなんです。
頭でっかちになって「絶対に失敗しないフォーム」を探している時間よりも、多少ふらつきながらでも実際に体を動かしている時間の方が、
体にとっては遥かに価値があります。 人間は、動きながら修正していく生き物。「習うより慣れろ」の方が、結果的にフォームも早く上達するのです。
効いてる感覚は反復から生まれる

トレーニングには**「マッスルマインドコネクション(筋肉と意識のつながり)」**という言葉があります。
「使っている筋肉を意識しましょう」とよく言われますが、
実はこれ、初心者の方が頭だけでやろうとしても非常に難しいんです。
なぜなら、脳科学的にも**「筋肉の感覚」というのは、反復動作の先に生まれるもの**だからです。
綺麗なフォームで余裕を持って10回やっても、「どこに効いているかよくわからない」ということはよくあります。
しかし、60点のフォームでも必死に20回、30回と反復しているとどうなるでしょうか?
筋肉に疲労物質がたまり、「熱い!」「ダルい!」という強烈な信号が脳に送られます。
その時初めて、脳は**「あ、今ここを使っているんだ!」**と明確に認識できるのです。
つまり、最初に意識があるのではなく、回数をこなすことで、後から意識がついてくるのです。
- 間違い:効いている場所を探しながら動く
- 正解:無心で反復していると、効いている場所が勝手に主張し始める
これが、本当のマッスルマインドコネクションです。
だからこそ、最初は形や意識にこだわりすぎず、
回数を重ねて体に「効く場所」を教えてもらうことが、実は一番の近道です。
「違和感」には2種類ある

もちろん、「とにかく無茶苦茶でいいからやれ」と言っているわけではありません。
ここで大事なのが、体の**「違和感」**の見極めです。
トレーニング中の「違和感」には、実は2種類あります。
① 自然な違和感(運動ができていると自然に起こる)
- 筋肉が熱くなるような感じ
- 「重い」「ダルい」「息が上がる」という疲労感
- 使っている筋肉がプルプル震える
これらは、筋肉にしっかりと負荷がかかっている証拠です。
フォームが多少崩れていても、この感覚ならしっかり休息を入れながら、運動を進めてみましょう。
② 良くない違和感(怪我のリスクがある)
- 関節(腰、膝、肩など)に「ピキッ」「ズキッ」と走る鋭い痛み
- 筋が違えるような感覚
- 「これ以上やったら壊れそう」という本能的な恐怖感
この場合は、すぐに動きを止めるか、無理のない範囲まで動きを小さくしてください。
私が提案する「60点のフォーム」とは、**「②の危険な違和感さえなければ、①の疲労感を感じるまでガムシャラにやってみよう」**ということです。
関節の痛みには敏感に、でも筋肉の辛さには少し鈍感に。 この「違和感の仕分け」ができるようになると、
怪我のリスクを避けつつ、最大限の運動量を確保できるようになります。
最後に

トレーニングは、テストではありません。
毎回100点を取らなくても、体は変わります。
特に初心者の方や新しく行う種目などで「このフォームで合ってるかな?」 そう思っても、
怪我に繋がるような痛みがなければ、まずはそのまま動き続けてみてください。
教科書通りのスマートにこなす10回よりも、汗だくになる20回。
その「運動量」を確保することが、あなたの体を確実に変えてくれるはずです。
誤解のないように最後に伝えておきますが、
もちろん「100点のフォームで汗だくになるまで」が一番身体は変わります!
でも初心者の方や、一般的なダイエットやボディメイクを行う方は、まずは60点で大丈夫です。
もっと気楽に、もっと大胆に、体を動かすことを楽しんでみませんか?
フォームを最短で覚えたいという方は、
一度パーソナルトレーナーなどに見てもらうこともおススメです。

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